総合優勝、身長優勝  氏家武

左上から右下へ古川、高野、南、青山、氏家の各氏

 今まで上ノ国方面で行われた釣り会では必ず「もんじゅ崖下」に入釣して好成績を残しています。中でも今回は一番思い出に残る釣りとなりました。
 7時頃まではローソクホッケが3匹しか釣れず、このまま終わるのではないかと悲壮感が漂い始めたころ、栃真賀さんから電話が来ました。その激励の電話が号令の合図になったのかホッケが入れ食い状態となり、青山さんと必死でコマセを撒いて魚を寄せました。そして、8時頃にホッケとは違うあたりがあり慎重に寄せました。最後まで下に潜ろうと抵抗する大物は岩場の先端でようやくその姿を現し、それは大きなマコ鰈でした。黄鶴のお食事券には及びませんでしたが、悔しさは全くなく、自分にとっては久々の大物鰈を釣って十分幸せでした。しかし、ついている時はまたハプニングがあるものです。鰈を釣った同じ場所に同じ竿でやや遠投気味に投げ込むと、直ぐにあたりが来ました。最初はモゾモゾ、しばらく我慢して竿先を見つめていると一気に食い込みました。竿を煽ると直ぐに大物のアブラコと分かる魚の躍動感が伝わってきました。こいつも最後まで姿を見せず岩場の溝に誘導して何とか取り込みました。さっそく青山さんが釣った大きなアブラコと長さを比べるとほとんど同寸で、兄弟のようなアブラコでした。去年、遊釣倶楽部で釣った53cmのアブラコには及びませんが、始竿会でこんな大物が釣れたのは法外の喜びで他に何も言うことはありません。
 数年前にも医釣会の始竿会で青山さんと一緒に「もんじゅ崖下」に入り、優勝・準優勝を飾りました。そして今回もワンツーフィニッシュです。こんなことはもうないと思いますが、また上ノ国で例会があれば迷わず「もんじゅ崖下」に行くでしょう。同行を希望する方は152段の階段昇降を覚悟の上声をかけてください。電話をくれた栃真賀さんにDanke Shoen!