会長釣行記

 今年は週末になると天候が荒れる事が多く参ります。前半で好天に恵ま れたのは6月だけ。今回は九州から西日本でで台風4号が大 暴れする中の大会でした。空模様はまずまずでしたが波はどんどんと荒 くなるばかり。ほとんどの名物場所も指をくわえて通りすぎる他ありま せんでした。
 庶野漁港で着替えてまずは波を見ると港外は白波が沸き返り、港内も風 でさざ波が立つ有り様。
 第一陣は早速ここから出発。氏家、小池両氏が港右側のシトマン川を目 指しました。ここは庶野漁港の沖堤で波が死ぬので何とか釣になる場所 です。しかしそれでもかなり苦労した由。太田氏は港内で安全第一のコ マイ釣に徹しました。
 次は庶野漁港左に松橋、山岸のコンビが降りました。潮が引いて波がお さまればあわよくば美島、トセップもと考えたようですが、この日はと てもとても。港に封じ込められたようです。
 さらにこの先ドンドン岩には中江、古川のベテランが波を覚悟で決死の 挑戦。しかしドンドン岩の波音は高く、古川氏は延々庶野漁港まで戻る 羽目に。しかしその甲斐あってこの日の白眉、40オーバーの見事 なアブラコで身長優勝です。一人残された中江氏は岩陰で耐え忍んで見 事3位、身長も準優勝。
 ここから新しい咲梅トンネルが出来て咲梅川まで一気に進んでその間は 入る事が出来なくなりました。その先も長いトンネルがサルル付近ま で、さらに目黒の向こう、タンネソ付近から先のルベシベツの核心部も トンネルでバイパスです。黄金道路が黄金トンネルと呼ばれる日も近い のでしょうか。
 さて咲梅には佐藤三氏(康、健、廉)と橋本氏が挑戦。沖根で波が死ぬ はずのこの場所も釣ずらかったようです。
 この先バスは一気にルベシベツ川まで進み、栃真賀、後藤田がしんがり を務めました。ここも沖根で死ぬはずの波がひどく、結局音調津漁港ま で延々3kmの夜間行軍となりました。それでも港内のアカハラに 助けられ変態シラミカジカも釣り上げて後藤田が優勝、栃真賀準優勝と 本日一の当たり場所となりました。栃真賀氏は身の厚いクロガシラも釣 り上げ羨ましい限り。
 審査と直会は様似まで戻ってドライブイン車屋で。名物オバチャンはお らず代替わりしたのでしょうか、優勝者は食べ物半額サービスと新機軸 を打ち出してがんばっておりました。