例会長釣行記  栃真賀透

  6月例会は、様似~岬漁港で参加者15名で開催された。今年の太平洋は昆布根の生育が良く、大型のアブラコが岸寄りしているという明るい情報を頼りに、各自作戦を立てて入釣する。
  第1陣は笹島氏が山中で下車。一発大物狙いで竿を出したが、型はやや小ぶりで9位。餌のエッセンスが少し足りなかったか?
  第2陣は下近浦。ここを得意とする中江氏がリーダーとなり、佐藤・和・澤・オブの栗原の5氏の大軍団で魚を集めようと試みたが、大物に巡りあえたのは中江・澤の両氏の竿のみで、4位・8位に入賞。(中江のアブラコ47.1㎝は身長3位)
  第3陣は橋本氏が笛舞に入釣。漁港周辺の穴場を狙ってみたが、大物の当たりなし。
  第4陣は日勝大和に実力者トリオ南・高橋・勝間の各氏が挑戦を試みたが、型物は南氏の仕掛けに食らいつき、50.7cmの大型アブラコをゲットし総合準優勝。
  第5陣は北市氏で菊水海岸に挑戦。氏は周辺を熟知しており、予想通り40cm級を揃え、第5位。
  第6陣はこの日の終点、東洋漁港に天崎・岩本・小野田・栃真賀の4氏が入釣し、油駒海岸を狙う。型物がエッセンスたっぷりの餌を待っていたようで、岩本の仕掛けに51.6cm・48.7cmの型物が上がり、総合・身長のダブル優勝。小野田の竿にも46.8㎝を頭に3位入賞。油駒の岩場に入釣した栃真賀・天崎氏も型物に恵まれ、6位・7位。予想通り、昆布根の状況を熟知していた釣り場が勝敗の分かれめとなった。
  またこの日は審査の身長に出された30匹中14匹が40cm以上、しかも総合優勝の岩本氏が1777点という高得点をマークし、1000点越えが9名という例会記録に残る記録づくめの大会となった。