総合優勝  佐藤廉洋

   石の上にも4年

 思い起こせば4年前、初めて医釣会に参加した時に、某同行者が餌をバスに置き忘 れ、私の餌で優勝をしたアノ場所です。最初から決めていました。先行者がいない限 りここに入ろうと。ここに入るのは3回目です。バスを降り、別の会のバスが見え、 釣り場までダッシュです。
 入れました。4年前と同じポジションです。3本セットし、和さんと「当たりねえ な、今日は外れかな」の ボヤきあい。確かに海藻類は前ほど着いていません。でも 迷わす打ち続けます。あまり好きではない足元に、コマセをたっぷり詰め、10分間隔で ボチャンと。
 最初に釣れたのは痩せたホッケ、さすがに今日は外したかなと思いました。海の中 はだいたい頭に入っていたはずなので、一本を遠投用に0.8号のスプ-ルに替えまし た。でも、根掛りの連続です。6号に戻し中投げに変更です。足元では中型のホッケ と、乗らない当たりばかりです。
 寝る暇を惜しんで打ち続け、空が白んできました。迷わず二本の竿を0.8号と2号に 取替え遠投です。暗いうちに根掛りしていたので、一本針です。一本は力の限り、も う一本は見える根の周りに。足元の竿は相変わらず乗らない当たりで、恐らくウミタ ナゴでしょう。上張りをチヌの4号に替えたら釣れる事釣れること、おかずは確保で す(^_^)v。
 大きいのが欲しい、迷わず根に向けてピンポイントで投入し続けました。 "糸フケたな"、デモ放っておきます。ハリスは50センチ、イソメは房掛けです。少 し巻き取り、また糸ふけ、でも放置です。タバコを一本ふかして、竿を持ちました。 根掛りです、と思ったら、ビクビクと動き、ゆっくり巻けます。"来た来たきたぁー "、カレイの感触です。隣で寝かかっている和さんを冷やかしながら、巻き取りま す。和さんはチョッと前に両型のクロを取り込み際にバラしています。高根に取られ ないように素早くも慎重にリーリング。獲れました、40オーバーの平物です。今日は これで十分!!、力を抜き、手前の根に向け打ち返します。足元は相変わらず痩せた ホッケとウミタナゴで、宇宙人でも付いてくれればと放置です。納竿間際に元気な 当たり、でも竿尻は上がらす、期待せずにリーリング。405のアブでした。
 結局、このアブと平たいのを審査に出し、初の総合優勝と身長準優勝を手にする事 ができました。思えば、去年までの例会では、釣り場に付く頃は良いだけ酔っ払い、 竿を出したと思ったら爆睡、用意したコマセと餌を半分も使わずに9時を迎えていま したが、今年はある事情で釣に出る機会が少なく、寝る間も惜しんで遊んでました。  優勝を自覚したのは、つり新を見てからです(^^ゞ。申し訳ありません、審査の光 景と、帰り道は全く記憶が残っていません!!!

身長優勝  大内誠一

入った場所は藻岩岬。最近刊行された「空撮ガイド海釣り北海道」(北海道新聞社刊)、149ページのCとDの中間くらいのところです。暗いうちは何をやっても釣れませんでした。明るくなってから両隣の岩本、栃真賀両氏にホッケがあたり出しましたが、間にいた私と北俣氏にはさっぱり。気分転換のつもりでイワムシをつけて遠投をかけた所、アブラコとカレイが交互に連れ出しました。暗いうちのコマセは何だったのでしょうか。その後、ホッケも何本か揃えて総合でも準優勝となりました。また、二師対抗戦でも身長賞となり、二重、三重の喜びでした。