例会長釣行記  高橋秀和

  前半戦最後の例会にはオブザーバーに大西さん、新規会員に由川先生、小原さんを加え、合計17名で断崖絶壁の黄金道路へ挑みました。天気は曇り、風は気にならない程度でしたが波が多少あり水が濁っている場所もあったようです。行きのバスの中では「奥に行くほど釣果は悪かった」との情報で、釣り場選択に悩まされました。
  第一陣は白浜トンネル手前から旧道に入り、フンコツと呼ばれる海岸へ中江先生、笹島さん、古川さん、鈴木さん、オブの大西さんが目指すポイントへ降り立ちました。ここでは笹島さんが中江先生との連携プレーで取り込んだ47.1㎝のカジカを頭に40㎝級のアブを揃え、唯一5㎏超えの重量も効かせ1475点で総合優勝と身長3位。うらやましい釣果です。中江先生は大物アブには恵まれなくとも41.4cmアカハラで7位、ドンドン岩を目指した古川さんは40㎝級アブを釣り上げるも後が続かず13位、同じく鈴木さんは前回の巨大ソイの反動か、777点でラッキーなブービー賞。オブの大西さんは本来の実力を発揮できませんでしたが、それでも1000点超えで来賓優勝でした。
  第二陣はオンコの澤へ南先生、小野田さん、大内さん、松橋さん、勝間さん、岡本さん、新規会員の小原さん、高橋の総勢8名が降りました。氏家先生からの情報を基に4Km先の最奥のポイントまで足を運んだ勝間さんが40㎝級アブを5本揃え準優勝、その隣で45㎝オーバーのアブを頭に新人とは思えない釣果で小原さんが堂々の3位入賞。4km歩いた努力が報われたようです。オンコの澤中間地点で竿を出した南先生も40㎝級を揃え4位入賞はさすがでした。僅差で大内さんが惜しくも入賞を逃し6位、小野田さんが9位、岡本さんは10位に終わるも年間身長賞候補となる47.8㎝のカジカで身長準優勝。松橋さん酔竿の奥儀は封印し11位、高橋は小野江先生の言いつけをしっかり守り最下位となりました。
  第三陣は小野江先生と新規メンバー由川先生。岬トンネルで降りるはずが、新トンネル建設で目標を見失い、宝浜で下車。1時間かけ旧道となってしまった岬トンネルまで戻っての釣りとなってしまいました。釣果も疲労の影響か由川先生12位、小野江先生14位と残念な結果になりましたが、由川先生が釣り餌にちょうど良いサイズのアカハラをあげ、次回釣行時はそのアカハラに50オーバーのアブラコの予感がしました。
  最後にルベシベツで下車したのは天崎先生、栃真賀さん。天崎先生は50㎝ジャストの赤いアブで身長優勝と総合5位。実は昨年も同じ範囲で身長優勝なので連覇達成となりました。栃真賀さんは43㎝のアブで8位でした。
  全体の釣果を見るとやはり情報通り奥に行くほど良くなかったように思われました。審査では古川さんの骨鳴らしの技が炸裂し、平均2~3ミリは魚が大きくなったのではないでしょうか?今年も恒例となった車屋で昼食を摂り例会は終了しました。