例会長釣行記  高橋秀和

  前半戦最後となる例会は、旭漁港~岬漁港の範囲で行われました。天候は曇り、波は1メートル未満、風はほとんどなく、朝8時には干潮18cmまで潮が引き、普段は水没している盤の上へも長靴で前に出られるような条件でした。しかし、この時期のえりも界隈は、コンブ漁の最盛期。早朝のサイレンと共に一斉にコンブ漁船団が釣り場を埋め尽くし、思い描いていた釣りができなかった人がほとんどでした。
  着替えを済ませ、すぐに旭漁港へ消えたのは太田さん。あえて漁港で勝負でしたが大物は居ず7位でした。日勝大和では、コンブを岡に引き上げる簡易ケーブルと格闘しながらも、南先生が42のカジカと40ジャストの黒ガレイで5位入賞、黄鶴賞もゲットでおめでとうございます。岩本さんは実力をまったく発揮できずに残念賞。
  菊水では大内さんが44.6のアブラコで総合、身長とも3位。さすがの一言です。前田さんはアブラコに恵まれずアカハラで12位でした。坂岸では氏家先生と古川さんが直接対決。接戦の末、氏家先生8位、古川さん10位でした。今後もお二人の対決が楽しみです。
  オノドリで降りたのは嶋野さん、高橋、小原さんの3名。名場所にもかかわらず、順に13、15、17位と撃沈。言い訳はしません。南東洋では松橋さん、澤さんが降りましたが釣果はふるわず14、16位。伝説の「マツカワさん」には変身できませんでした。旗場のサキでは笹島さんが40オーバーのアブラコ、カジカを揃え準優勝。毎度の安定した釣果はお見事です。
  第一降り口では天崎先生、志田先生、栃真賀さん。ここは何といっても天崎先生が45㎝級を5本揃え、1495点で断トツの総合優勝と身長準優勝。そして例会2連勝。1人次元の違う釣果でした。栃真賀さんは第3降り口まで歩き年間カジカ賞候補42.6のカジカで6位入賞。志田先生は大物に恵まれず9位でした。
  第七降り口では鈴木さんが何だかんだ言いながらも身長賞46.9のアブラコを上げ4位入賞。釣る人は釣ります。最終地点の岬漁港では中江先生。アブラコに恵まれず次回の釣り餌用アカハラで11位でした。
  今回の例会では1000点超えが6名しかいませんでした。コンブ漁の妨げにならないようなポイントでいかに釣るかが今後の課題となりました。審査、昼食はいつもの「車屋」で、新メニューのカレーラーメンがとても美味しそうでした。