総合優勝、身長優勝  天崎吉晴

  毎度準備がピンチに陥るので、今年からネット・胴突き仕掛けを可変仕様の各1種類ずつにして準備を簡略化、でも結局ぎりぎりで出発しました。スーさんと虻羅トンネルのこっちとあっちでやってみましょうとなり、小生は虻羅漁港手前で降りました。
  この奥は途中まで偵察したことはあるのですが、似たような地形が繰り返すゴロタ場で、装備担いで歩くと疲労度が違います。しかも寝不足&運動不足で、目標の釣り座を見つけた時は大汗でした。しまったヒップガード忘れた、安易に岩に座れない。おまけに第一投したら、往路で痛めたのかいきなり竿先が折損。冒頭からテンション下がりましたが、取りあえず1時すぎに中型1尾に続き、1時半に竿尻が上がって40cmほどのアブラコが上がりましたが、この後がさっぱり。月夜とナギで魚が警戒してか、ハチガラの散発のみで激渋です。
  結局5本に届かないまま夜が明けてしまいました。深さはあまりない場所だしここまでか。せめて次回の取材にと乗れそうな岩を歩き回って、釣り座に戻り放置の竿のエサ換え、と煽ったらずしんと重い。いや根掛かりではなく魚の気配。巻くとホンダワラをかきわけ、イカゴロを丸呑みした44 cmのカジカが姿を見せ、目が醒める一発でした。以後また竿先は沈黙でしたが、撤収間際に中型アブラコが付いて、やっと6尾釣れたところで納竿としました。
  ここ虻羅の海岸は蝦夷親不知との別名があって、背後の断崖は振り返るとなかなか壮観です。崖の中腹の廃道には降り場所がなく、ゴロタ場を歩く方がまだましですが、帰路は余計に足に来ます。
  良型は2本だけだし、まあ中位に入って団体ポイントに貢献できればいいかな、位な感じでしたが結果は大型カジカが効いて総合優勝と身長のダブルで、予想外。歯釣会の方々含め、どこも私以上に魚が薄くて苦戦された様で、私はたまたま竿が出されてない場所に入れたのも幸いした感じです。とはいえいい釣りができて、ヨカッタ。
  なお今回は例会長と会計・賞品の兼務に加え50周年記念で業務が多岐でしたが、お手伝い頂いた大田さん、栃真賀さん、田村くんはじめ会の皆さん、そして氏家会長ありがとうございました。あとダイエット向きの素敵なポイントの情報下さったスーさんにも感謝です。