総合優勝  鈴木恵一

風も波もなく仕事の疲れをとるには絶好の爆睡日和と考え、深夜1時には床(コンクリート上)へ入ろうと決めていました。学生の頃に、えりも岬の漁師宅でコンブ干しのアルバイトをしていたときに親方が発した一言が、今でもあたまに残っています。コンブ漁期間中には、ほとんどの磯のアブラコは深場へ移動してしまい、釣れる魚は動きの鈍いカジカや磯場に住むハゴトコくらいなんだよ。なるほど、「そーなんだー」と納得した事が、この時期を迎えると思い出します。
  さて、22時半頃から足元へゴロ天仕掛けで2本の竿をセット、残り1本をサンマ・カツオ・エビを付け40mほどへ探り投げを繰り返していると、23時頃から足元2本の竿がアカハラの入れ食い状態になり、0時半頃まで35cm以上が30本を超え、スカリ内の魚体を整理し5本を残してお帰り願いました。この時間帯に使用したゴロですが、過去に3回ほど出戻りしてゴロの形さえしていない、レトルト状態のゴロで親針のみ固定されているが、中と下針はレトルトの中に隠すように埋めて使用しました。コマセに混ぜようとストックしていたゴロがここまで活躍するとは、わからないものです。
  3本の竿をカレイ仕掛けに交換し40mほどに投げ深い深い眠りに入り、目が覚めたのは5時を過ぎており餌変えのため、巻いてみると全ての竿に25cmほどのコマイがついて、その後ポツポツとマツカワ・ソイが釣れ7時には竿上げして再度眠りに落ち、気が付いたら襟裳の朝8時半をむかえていました。30分ほどかけて汚したコンクリート面を汲み上げた海水で洗い流し、今回の釣りを終了しましたが、眠り主体でまさかの優勝。釣りって奥が深いというか、いくら狙っても例会優勝をとれないのですが、このような形で転がり込むんですね。無欲の勝利でしたー やったね・・

身長優勝  大内誠一

  6月がシーズンの菊水ですが昆布付きがよく7月でも魚は居ると信じ入釣。朝干なので暗い内に溝ねらいで小カジカをゲットする。4時頃に高岩に前進しコマセ、ゴロ、カッオの身餌で打ち込むも当たりが無い。
  6時になり待望の竿の引き込みがある。気合いこめ、上がってきたのはカジカ41.4cm。これがこの日まさかの身長賞となろ。今回珍しく油子が審査に出されなかったおかげで、カジカ41センチ台の身長賞はなかなか取れません。ラッキーでした。