総合優勝  後藤田敏彦

 どうも海が荒れて皆さんが苦労すると私が優勝するという運周りのよう です。
 栃真賀さんと黄金道路の名物場所ルベシベツに降りては見たものの、激 しい波で35号の錘ももみくちゃにされ、仕掛けはゴミの餌食に。 しかたなく二人で音調津まで戻りました。その夜道の行軍のわびしい 事。長いトンネルの中に響くのはかすかな相方の靴音以外は荒波の吠え る声だけ。音調津についた時には正直ホッとしました。
 港内ではアカハラが釣れてるよ、との先行者の話もあり、もう波はこりごりだったので 漁港中央の広々とした埠頭に陣取りました。虎の子のイカゴロを両天秤 につけて投げ入れ、もう一本は大物御用達の胴突き仕掛けにカツオとい うヤケクソの構え。埠頭に横たわると後はどうとでもなれと空を見上げ ておりました。
 話の通り両天秤には中型のアカハラがポツポツと釣れ、 まあ今日はこんな物かとその引きを堪能しておりました。すると今度は 左の大物御用達が変な当たり方をします。さてこんな鉤を呑めるアカハ ラが居るわけはなし、何ものなり?と上げに掛かるとズルズルと重い。 タコにしては軽い。引きもない。浮かんできたのはやせ細った、口だけ は馬鹿でかい変態カジカで、後で調べるとシラミカジカと言う奴でし た。こいつの長さが物を言って私の優勝となりました。
 同行した栃真賀さんもほぼ同じ組み合わせに型物のクロガシラまで釣って準優勝。私に はこれでも十分羨ましいのですが、栃真賀氏悔やんで曰く、彼が竿を納 めた後に同じ場所に入った人が直後に同型のカレイを上げたとのこと。 もうちょっと粘ればもう一枚行けた?欲張ってはいけません。欲張りお じいさんにはいい事ないそうですよ。

身長優勝  古川孝士

   『えりものつりに関する一考察』

~えりもの8:30は実在するのか~
         ※ 筆者 のびのびのみこと

キーワード しけ 長距離移動 しつこさ

1 はじめに
「えりもの8:30」については諸説各研究者によりおよび実践者において述べられているが、 今回8:30を裏付ける実例を筆者は得ることができたので、若干の考察をふくめ報告する。
2 実例1
日時 7月15日午前8:00頃
場所 庶野漁港左 昆布取りおばちゃんのきわ
当日色気を出した筆者は、台風のうねりが来ていること承知していたにもかかわらずどんどん岩に行くこととした。しかし、やはり台風のうねり強く、実釣開始まもなく戦意喪失し、移動を余儀なくされた。
以下時間を示す。
0:20ころ 移動開始
1:00ころ 坂道にまけ、約15分の休憩
1:45ころ 自動販売機見つけるも、小銭なくさらに戦意喪失
2:10ころ 庶野郵便局前到着約20分休憩
2:30ころ 到着
3:00ころ 当所もうねり高くさらに戦意喪失するも、実釣開始
       はごと子5本揃え、やけくそで残りのえさすべてを針
       にかかるだけつけて遠投。残りのえさは破棄。
8:10ころ 他の道具を片付け、帰り支度を始めたところ竿尻
       上がる。祈りつつ目の前の岩をかわし本日の初の
       ぶら子をえる。実釣終了
3 考察
 移動後もはごと子ばかりで色気を出した時点で本日の悲劇は見えていたと思われる。しかし、さら にしつこく移動を繰り返すことにより筆者はあぶら子を得ることができた。 すなわち、「しつこくやっているとそのうちいいことがあるさ」というポジティブな思考が最後の すかしっぺを呼び込むことができるのではないか?
と思われる。ゆえに、「えりもの8:30」は 「しつこさ」と「やけくそ」と「前向き」の産物であるのではないか?
4 終わりに
 長くなってすみません。きっとただついていただけです。